400F - どんな雰囲気で働いているの?

はじめに

初めまして。株式会社400FのCPO加々美です。経歴等は右の通りです。日経の記事でもう少し深ぼって話しています。

株式会社400Fは、2018年よりお金の相談マッチングプラットフォームである「お金の健康診断」を開発し、2020年に当時親会社であった株式会社お金のデザインからMBOしています。

採用ページでも触れていますが、事業が急拡大しており、ソフトウェアエンジニアの採用を加速しています。

400Fの開発チームが実際どんな感じで働いているのか、ということをまとめてみましたので、弊社に興味のある方は、ぜひ読んでみてください。

image

どんな雰囲気で働いているのか

そもそも論として、どんなに能力のある人でも、「周りの皆のアウトプットが甘い」「周りの皆が優しくない」という環境では輝きづらいと思っています。

400Fの開発チームの心構えとしては、「コトに向かう」「企画や開発物のロジックや品質にコミットする」「楽しくご機嫌にやる」ということを強く意識しています。

そして、実際にどのようなルーチンによってこれを補強しているのか。400Fでは下に紹介するようなフレームワークがキーワードです。

1. OKR

全社的なマネジメント手法として、OKRを取り入れています。説明は他に譲りますが、目標管理マネジメント方法も、常に改善をしています。

その奮闘記が弊社代表中村のnoteがあるので、雰囲気を掴む程度にご一読ください。

2. インタビューを基にした企画の輪読会

400FのPRD(プロダクトビジョンのレベルを含む仕様要求書)は、製品仕様についてだけではなく、「何が問題であると言えるのか」「それに価値があるといえるのはなぜか」「製品の可能性と限界」といったことを、N1のインタビューをもとに記述します。

往々にして陳腐化しやすいプロダクトですが、400Fではユーザーの定性調査を元とした理論体系化を一年に3回程度の頻度で行っています。PRDの大原則は、「実際に存在するユーザーから得た学びから立脚していること」です。

このPRDはオープンな文書で、大幅な更新がある度に、全員で輪読会を行っています。製品の方向性と、それを支える論理は、会社の方向性に影響する、重要な論点であるためです。輪読会で出てきた疑問点や指摘などに対して、企画者には文字通りの返答責任(Responsibility)があります。

とはいえ、実際の現場では、全員でわいわい話すような感じで輪読会をやっています。

image

当然、データが十分にとれていない仮説もあり、このような場合はいわゆる「それはイシューと言えるのか」のチェックや、推論過程やピボットの容易さなどのチェックも、論点に含みます。

3. スプリントレトロスペクティブ

100%うまくいく開発ということはありえず、どんなスプリントでも「よりよいプロセスがあり得たのではないか」が存在します。

弊社はスクラム開発を取り入れており、スクラムガイドの原点に忠実に運用しています。この原典の中で「スプリントレトロスペクティブ」という、広範な観点からメタ的に開発プロセスを見直すためのプロセスが存在します。

ワークの内容としては様々なフレームワークを試していますが、基本的にやることとは「スプリント中の感情の書き出し」「感情から良かった点と、改善の必要そうな箇所を特定」「問題を定義して解決策を考え、実施する」です。

image

Values

Valuesとは、一つ一つの具体的な行動の指針です。我々は毎月、今月、Valuesに沿った働き方ができたのか?ということを確認しています。

400FのValuesはこちらです。少しでも共感する方は、ぜひご連絡をお待ちしています。

気楽にいこう - Take it easy

「ちゃんとしよう」そう思ってやらなかったこと、何度もあるけど、次はない。どうせ元来真面目な気質なのだから、「ちょっと雑すぎるかな」くらいで、ちょうどいい。

リアルであろう - BE HONEST 我慢すること、「いい人」になること。やめよう。「なんかアレじゃない?」思ったらすぐに伝えよう。

優しくしよう - LOVE AND PEACE 気遣いがあるほうが心地が良い。お互いを追い詰めることはやめよう。他人の気持ちを慮ることの美しさは、相手がユーザーだろうと仲間だろうと変わらない。

クールコア - COOL CORE 熱い気持ち。その核には、状況を冷静かつ論理的に客観視するもうひとりの自分を持とう。

ぶち破れ - FREEDOM 制限をぶち破れ。あらゆる「しなければならない」とか「上限はこの程度」は誰が決めた?

おまけ 製品開発に関する雑談をしています